自立と共生!    たくましい日本!      No.221号(その1)

民主党 中川正春   永田町かわら版  2004年8月27日
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○近々の行事

民主党第2総支部定期総会 

  日時  9月4日(土) 午後4時〜

  場所  鈴鹿市文化会館 2F第一会議室

  対象  民主党員、サポーター(当日登録可能)

中川正春政策セミナー

  日時 10月18日(月)

  講師 木村剛氏 (エコノミスト)

詳細は、お電話またはFAXにて、三重事務所までお問い合わせ下さい。

TEL:0593−73−3933

FAX:0593−74−3088

○しばらくは、危険地帯の旅。平和のありがたさを噛み締める。

 13日から長い旅に出ています。北京、ソウル、クエート、イスラエル、ミャンマーと一周する予定で出発しました。

中国

 中国共産党の中連部(対外窓口)から北朝鮮に関する民主党の対応について、中国として協力できる事があればという提案がありました。北京では、その具体的なお願いをしてきました。脱北者の救援中に、安寧で逮捕され、8ヶ月の服役の後、先日釈放された難民救援基金の野口さんのことも話題にしました。「このままだと、人身売買や労働搾取で中国が北朝鮮からの脱北者の人権を過酷に侵害している。と中国が一方的に攻められるだけだから、韓国や日本と協力体制をとって、問題解決に知恵を出し合おう」と提案をしました。しかし、この問題については、中国当局もかたくなです。「これは、中国の国内法の問題だから周りで騒がないで欲しい。中国を人権問題で責めるのはやめて欲しい。」この一点張りです。

韓国

ソウルは、ファン・ジョンヨブ氏と会う事が目的でした。北朝鮮のbQが韓国に亡命してから7年になります。国会に招致をして、北朝鮮の核問題や拉致についての情報をオープンにしてもらう事を期待しています。

食事をともにしながら2時間ほど話をすることが出来ました。「日本に行って、北朝鮮の状況を話をしたい。」このことは確認を出来ましたが、「しかし、マスコミの期待する、核や、拉致の情報は私から期待しないで欲しい。私は、もっと、基本的な問題。金正日が何を考え、北朝鮮の本質は、何かを語る。」ということです。なかなか、こちらの質問にはまっすぐに答えてもらえません。禅問答をしている気分になってしまいました。どっちにしても、9月中には訪日ができるような準備を国会の委員会で進めています。

韓国についたのが8月15日。光復節の最中でした。韓国が日本から独立をしたことを祝う日。ホテルの前の広場では、集会がもたれ、芝生に座り込んで声援を送る市民に、様々な人々の演説が続きます。韓国の友人の国会議員に、「みんな、どのような演説をしているのか。」と、聞いても、「中川さん、そんなに気にしなくていいから。今は、平和を確認して、日本に対しても未来志向の話をしているから。」と言って詳しくは話してくれません。日本では終戦。同じ日が、韓国や中国では、日本からの開放、独立記念日なのです。

クウェート

 続いて17日には、韓国からクウェートに飛んで、イラク問題特別委員会の視察団と合流しました。自民党は、斉藤さんと中谷さんの元防衛庁長官コンビに西田さん。民主党は、末松さんと私が参加をしました。本来は、クウェートからイラクのサマワまで自衛隊機で飛んで、現地の実情を確認してくるつもりで日本を出発しました。ところが、間際に、首相官邸と防衛庁長官から横槍が入りました。「サマワの状況が悪化していて危険だからイラク入りは見合すように。」自衛隊は、我々に対して、クウェートまでの協力しか出来ないと言います。団長の斉藤さんが早々にあきらめてしまったので、どうにもなりません。本当の所は、どうも、防衛庁長官や総理大臣が現地入りして自衛隊の激励が出来ていないのに、私たち国会の方が先に入っては、格好がつかないというのが本音だったと、後から聞こえてきました。大臣達の一種のやきもちです。(次につづく)