自立と共生! たくましい日本! No.189号 民主党 中川正春の 永田町かわら版 2003年4月21日 |
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◎知事選では、 野呂昭彦さんの圧勝 統一地方選の前哨戦、知事と県議会の選挙が終りました。 今回の選挙では、共産党を除く3人の候補は誰もが北川改革をひきついで、それをさらに発展させていくと、うったえました。私の目論見違いは、自民党が独自候補をたてて最終的には闘ってくるだろうと思い込んでいたことでした。結局、肩透かしを食ったような形で、自民党は候補を立てず、争点のハッキリしない選挙になりました。 さらに、最初の村尾候補のボタンの掛け違いがあって、北川さんまで巻き込んだ後援会内部の混乱のもとをつくってしまいました。また、水谷候補には、鳩山さんが応援に入ろうとして、泡を食ったりと、支援者の皆さんには、大変ご迷惑をおかけしました。後で振り返って、自分の力足らずを、つくづく反省しています。 とにかく知事選挙は、野呂さんが幅広い支持をいただいて圧勝しました。3人の中では、地元での知名度と政治経験に裏打ちされた安定感か評価されたのだと思います。ありがとうございました。 県議会も、三重郡の岩倉さんと志摩の上村さんは落としてしまいましたが、新政みえの会派としては、おおむね目標を達したと思います。 今回の選挙で、三重県では都市部で定数減をしたことが、一票の重みに対する格差を広げてしまいました。しかも、自民党に有利に働いています。もしこの結果を想定して自民党がこれを策動したとすれば、ゆるせません。 全国でも、民主党から新しく松沢さんが神奈川県から改革知事の仲間入りをしました。北川さんなどとも連携をして、野呂さんもその中に入って、地方から全国を揺さぶる改革のうねりを作り出す中心になって欲しいと思っています。 私達、政党は、国会でも頑張ります。民主党で、例のマニフェストを作る準備をしていきます。提唱者の北川さんと相談しながら、責任政党として、国民に納得してもらえる分かりやすい内容を考えています。 |
◎北朝鮮難民のための国際議員連盟が結成される(ソウル) 念願の国際議員連盟の卵ができました。16日に、アメリカ、イギリス、モンゴルと私たち日本から国会議員が参加して、韓国のソウルで設立総会をひらきました。 北朝鮮から逃げてくる人たちの難民キャンプを設置しよう。少なくとも、中国やロシアが、悲劇の民をまた北朝鮮に送り返して、迫害や強制労働収容所で拷問の対象となってしまうことを止めよう。このことが目的です。 中国の国境地帯に逃げてきている難民は、20から30万人と言われています。その中には、日本人の血を引く人たちが多く含まれています。 かねてから、一緒に努力してきた韓国の国会議員で、私の同志でもあるファン・ウーヨーさんが、韓国の議員仲間と頑張ってくれました。中国に対して人権問題を指摘して責めること、金正日に対して政治的圧力をかけることは、韓国の国会議員にとって、これまでは、強く主張できなかったことです。それを、私たち日本からの参加や、アメリカ、イギリスなどの仲間で応援して、国際的な国会議員の輪ができ、中国に対して北朝鮮からの脱北者を難民として認定し、保護をするように主張ができたことに意義があります。 私は、さらに、「国際議員調査団を組織して、中国国境地帯に派遣しよう。」と会議で主張しています。アメリカやイギリスの議員は、即、「私たちも参加する。」と言います。しかし、ファン議員は、「それは、中国当局が、私たちの入国を拒否することになるのでは。」と、ためらうのです。それぞれの国の事情を反映しています。「とにかく、中川さん、あなたがそのプロジェクトを進めて欲しい。」と言われて、5月か、6月を目途に現地調査を実施することになりました。さらに、「来年の総会は、ぜひ日本での開催がいい。」ということになって、「よっしゃ、この際、何でも来い。」という気持で、引き受けてきました。 本格的な議員外交の芽が、着実に育ってきました。これが、何人かの命につながります。 |